直接出願(パリルート)と国際出願(PCTルート)

今回、特許を調べるにあたって、「外国出願」について知る必要があったので、

忘備録として残しておこうと思います。

 

特許出願には国内の特許庁に対して出願する国内出願と

自国以外の国に対して出願する外国出願がありますが、

その外国出願には大きくわけて二つのルートがあります。

 

①直接出願(パリルート含む)

通常、国内に最初の出願をしてから、パリ条約に基づく優先権(パリ優先権)を主張して各国に出願。

優先権・・・第1国にされた先の出願に基づいて優先期間内(特許は1年以内)に第2国にされた後の出願に対して、その間に行なわれた行為によって不利な取り扱いを受けないようにする権利。

 

②国際出願(PCTルート)

特許協力条約(PCT)に基づき、ひとつの出願書類を条約に従って提出することによって、PCT加盟国であるすべての国(2016年10月現在150か国)に同時に出願したことと同じ効果を得られる出願制度。
メリット・デメリットは↓の図の通りです。

 

*外国出願について、「通常、国内で基礎出願されたあとに~」と書いてあるのは、

実は今回私もたまたま例外的な事案に当たってしまったのですが、

どうやら、下のサイトに書いてあるように、

これ以上、改良する余地がなく、多数の国に出願することが決まっているなら、日本出願1回分の費用を節約するために、いきなりPCT出願をしてもよい

ということのようです。

http://pct.intl-patent.com/when.html

 

外国出願について掘り下げると、どんどん深みにはまっていき、

なかなか特許翻訳の学習に戻ってこれなくなってしまいましたので

今の段階では、

・外国出願には2つのルートがある

・直接出願とPCT出願、それぞれにメリット・デメリットがある

ということを理解しておくことにとどめておきたいと思います。

https://www.jpo.go.jp/seido/s_tokkyo/pdf/s_tokkyo/text.pdf

 

なお、特許翻訳者に関係してくる範囲としては、下のサイトに書いてあるように

http://www.interbooks.co.jp/column/intellectual_property/015/

パリルートとPCTルートでは、要求される翻訳の正確さ(というと語弊がありますが)

国ごとに柔軟に記述を変えられるパリルートと異なり、

PCTルートでは、「PCT出願の内容に忠実な翻訳文である必要がある」とのことです。

 

以上、外国出願における二つのルートの違いについてのまとめでした。

 

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